【バチボコな奇跡】海外でクレジットカードが使えない時の最後の方法!?
海外で急にクレジットカードが使えない、現金も残り少なく泣きそうになった夜に、なんとか生き延びた話です。
1年だけ限定で世界のいろいろなとこを回っています、SushiDroneです。
今回はキャッシュカードが使えなくなったんですが、僕は一応、SONY銀行と新生銀行の両刀使いです。この2つがあればほとんどのATMは対応できるので完全に安心しきっていました。
※ちなみに新生銀行はネットで口座にログインし、海外引き落とし額を0円から引き上げる設定が必要です。
長期間旅をしているとあらゆるところに隠していた現金もさすがに底をついてくるので、空港や町中のATMでCash withdrowして引き出すことになります。
ミャンマーのBagan滞在中にいつものようにATMを使おうとしたら、
2カードともNo Available(使用できません)の残酷な文字。
その当時、現金はほとんどなく、バガンに滞在中の宿は後払いにしているし、ご飯も食べられません。ましては、ここから抜け出すための移動代すらありません。
※Bagan:バガンは(首都ヤンゴンからバスで10時間)はアンコールワットと肩をならべて世界三大仏教遺跡群です。とても綺麗で壮大です。おすすめ。そのときの記事はまた今度書こうと思います。
まず考えたことは、このATMだけが使えないのだろうとし、歩いて行ける距離にあった大き目のホテルのATMに挑戦しました。もちろんVISAやPLUSは使えるATM機器です。
ですが、そこでも残酷なNo available の文字。
(この時点でことの重大さに気づき脇汗がとまりません。)
同様にバガンにある一番大きいという銀行まで出向きATMを使用しましたが同様のNo available。
この時点でカードに問題があると思って、ネットで検索すると、
①消しゴム作戦 ②セロテープ作戦 がありました。
しかしどれも効果なし・・・・・・
この時点でクレジットカード会社にも連絡しましたが、「カードは正常な状態です」という回答。
「お客様、バガンでATMを使用しようとしている形跡も残っておられません。ATMの問題かもしくはICチップによる故障の可能性があります。ICチップの故障なら新しくカードを送付いたします。」とのこと。
何かしらシステムの問題があってカードが止められているんじゃないんだ・・・・
そうこう宿でスタッフに相談していると、タクシー運転手が手を差し伸べてきました。
当初はとっても怪しかったのですが、この人が救世主となります。
うたがってごめんよ。
(というかこの問題をタクシー運ちゃんが解決できると思っていなかった)
下の彼。名前はタッ君としましょう。
タッくん「おうジャパニーズ!!おれについてきな!」
「おれの知ってるスーベニアショップに行こう。その店長にお願いして、クレジットカードを切ってもらって、その分の現金をもらおうじゃないか!まぁ手数料は少なからず取られるかもしれんがな。」
つまり
何も買わないけど、
架空の請求をクレジットカードで切って、その分の現金を受け取る作戦...!
いやいや、ATMで使えないんだから、クレカのICチップが壊れてんだよ。そりゃあタッ君むりだよ。それに君に払うタクシー代すらこっちはないんだよ...
タッ君「とりあえず行こう!タクシーのお代はいらん!私はブッディスト、おまえハッピーならおれもハッピーなんだ!」
優しい...
そしてスーベニアショップ店長にタッ君が交渉してくれて、いざ、カードを通すと...
通った!!!!!!!!
え!!!!!!!!!!
するするとカード請求レシートが印刷されます。そこには200ドルコンプリートの文字。
店長「カードに200ドル請求したよ。ジャパニズには申し訳ないが手数料は5%いただくよ。ほら190ドル受け取りな」
タッ君から手数料はもしかしたら50%取られるかもしれないと言われていたのでぜんぜんオーケー!
そうして現金を受け取れた僕は宿代とバガンから出る移動代をゲット出来ました。ふぅ。
スーベニアショップの店長、ありがとう
バガンではATMが使えないことがありますので現金は多く持っていくことをお勧めします。
追記
後日、バガン空港の中にあるATMは問題なく使用できました。
街中のATMが使えない方は、もしかしたら空港のATMでは使えるかもしれませんよ。